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肝機能と栄養素(ビタミンB6・亜鉛)の意外な関係 part1.

  • m1492122
  • 6月15日
  • 読了時間: 1分

🍀 ASTやALTが「低い」ってどういうこと?

肝機能と栄養素(ビタミンB6・亜鉛)の意外な関係

健康診断でよく見かける「AST(GOT)」や「ALT(GPT)」という数値。

これは「肝トランスアミナーゼ」と呼ばれる肝臓の酵素で、肝細胞がダメージを受けたときに血液中に出てきます。一般的には「高い=肝臓の炎症」と思われていますが、

実は「低すぎる」のも重要なサインなんです。

🔍 AST・ALTは、体の中でどんな働きをしているの?

  • AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)

  • ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)これらは、アミノ酸代謝という“体づくり”に関わる大切な酵素です。

でも、これらの酵素がしっかり働くには「補因子」という助けが必要です。

ここではビタミンB6と亜鉛について取り上げます

💡 ビタミンB6は酵素を「動かす鍵」!

  • ASTやALTの働きには、**ビタミンB6の活性型(ピリドキサールリン酸=PLP)**が必要不可欠です。

  • ビタミンB6が不足すると、酵素は力を失い、血液検査でAST・ALTが低く出ることがあります。

🧬 亜鉛は“ビタミンB6を助けるミネラル”

  • 亜鉛は、ビタミンB6を活性型に変える酵素を助ける役割を担っています。

  • つまり、亜鉛が不足してもB6がうまく働かず、ASTやALTが低下することがあるのです。(以下は、part2.へ続く、

 
 
 

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